いつまで国民を馬鹿にするつもりなのか

政治家や官僚という人たちは基本的に国民を馬鹿にしているように思います。

昨日書いた菅総理の件についても、そんなあからさまな人気取りのための行動をしたところで国民を騙せるわけがありません。
落ち目の政治家がそんなことをしたところで叩かれるのがオチです。

逆に、当たり前のことをきちんとこなす姿をきちんと見ています。
最近、枝野官房長官が人気ですが、彼はなにか特別凄いことをしたわけではありません。
(質ではなく量という意味では凄いことをしたのでしょうが…)
ごく当たり前のことを真摯に実行していただけです。
まあ、当たり前のことを実行できるというのもそれはそれで凄いのですが。

にも関わらず、相変わらず菅総理は目立つパフォーマンスをすれば人気が回復できると信じ込んでいるようです。
どこまで国民を馬鹿にすれば気が済むのでしょうか。

馬鹿にしていると言えば、与謝野経財相の発言も国民を馬鹿にしていますね。
現在の状況では遅かれ早かれ電気料金の値上げは不可避(それが税金の形をとるとしても)だと思うのですが、それをきちんと言わず「節電のため」と誤魔化せば国民が納得すると思ったのでしょうか。
今のムード的に「節電のため」と言えば何でも許されると思ったのでしょうが、逆にこの危機を乗り越えるために節電に協力している人にとっては「お前らは値上げしないと節電しないだろ」と言われているようで余計腹立たしかったことでしょう。
まったく浅はかですね。

同様に、気象庁放射性物質拡散予測を非公開としていた件も国民を馬鹿にしていますね。
「誤解を招く」と言っていますが、余計な情報を与えると馬鹿な国民は誤解して騒ぎ立てるとでも思っていたのでしょうか。
結局、中途半端に海外からリークされて余計に混乱が広がっただけだと思うのですが。
全てとは言いませんが、少なくとも大半の人は枝野官房長官の説明で、単なるシミュレーションだということを理解したと思います。

結局、このような国民を馬鹿にした態度が驕りを生み、腐敗の原因になっていることに早く気付いてもらいたいですね。